特許断熱工法の勉強会に出席しました
奈良県で上質な住宅を建てるランドマークです。
このところ、設計業務がこみ、ブログのUPが少なくなりました。
ランドマークの住宅の特徴は、国の基準を超える特許断熱工法。
全館空調の大がかりで高い設備を必要としない断熱工法です。
国には「遮熱」基準がありませんので、特許の工法になっています。
省エネ基準には対応しています。
その基準以上の性能なのです。
エアコンをガンガンかける冷暖房は体に悪く、夏は乾燥して大変です。
この特許は京都府の会社が開発されて、弊社ランドマークはその特許を
使用できる、全国でも数少ない会員の会社になります。
この特許をお持ちの高屋社長と現地で検討もします。
(これは、数年前の写真ですが)
このところ、コロナで3年ほど会う機会がありませんでしたが、
解禁ですので、久しぶりに、勉強会をされることになりました。、
東は福井県や岐阜県、西は山口県や広島県、南は和歌山県など、
心あるこの特許工法を採用されている会社の経営者と技術者が集まり、
年に数回、勉強会をしています。
この特許の会社ご自身も住宅会社ですので、アルミ遮熱工法の住宅を
数多く建てておられます。
亀岡市、南丹市のエリアを中心に年に60棟建てておられる人気の
住宅会社で、地域でナンバーワンで好評を得ておられます。
屋内は、高密度の30倍発砲のウレタンになります。
弊社でもご覧いただける壁の断熱の実験ですが、ストーブの熱を
近くで当てますと、右の従来工法の壁は、44度になりましたが、
左の特許工法では、27度とあまり温度があがっていません。
この特許遮熱工法で、外壁、屋根の5面を包みますので、
夏の暑い太陽光の熱が95%反射し、冬は室内気温を逃がしません。
2階のエアコン1台で、1階の部屋まであまりエアコンをつけなくて、
過ごせるほどの快適空間になります。
実は、断熱材は熱を貯めるだけで、熱貫流を遅くするものですが、
夏は昼間の暑い熱を壁内にためて、
その熱を夜に輻射され、部屋がなかなか涼しくなりません。
しかし、特許の考え方は、「断熱」でなく「遮熱」なのです。
そもそも、熱を通さないので、断熱する必要性が少ないのです。
この「遮熱」の考えは、飛行機でたとえますとご理解いただけます。
実は飛行機が飛ぶ空は、太陽光を受けながら、ー50度の超低温の所ですが、
それは、温める地面や水が上空にないからです。
その太陽光は、地上に届きますと地面や住宅の屋根・壁を加熱します。
太陽光の熱は電磁波ですから、断熱材で包まれた一般の住宅は、
いわば、電子レンジの中にいるようなものになります。
このような暑くなった住宅で、エアコンで冷やそうとされているわけです。
まったく不合理ですね。
このことは、立命館大学で実証実験をされて効果を確認されています。
国の省エネ住宅の基準には、「遮熱」の概念がありませんが、
「遮熱構造の家」はとても住宅環境に理想的でお財布に優しい家になります。
ご縁のありました皆様には、経済的で快適な住宅にお住みいただきたいと、
全国の住宅会社とともに勉強会で語りあっていました。