■■【今回のご質問にお答えのコーナー】■■ 住宅価格高騰の背景と賢い家づくりのポイント
こんにちは!
今回も、お悩みにお応えしていきます!
奈良で注文住宅をご検討の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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住宅価格高騰の背景と賢い家づくりのポイント
「家を建てようと思ったけど、価格が思った以上に高くて驚きました…」
「今のタイミングで家を建てても本当に大丈夫なのでしょうか?」
奈良県内で家づくりを検討されている多くの方から、このようなご不安の声をいただいています。
確かに、現在の住宅価格の上昇は、かつてない規模です。
しかし、その背景には単なる物価上昇だけでなく、国の制度改正という大きな要因が隠れています。
一方で、その中でも、しっかりと情報を整理し、建築士と連携して進めれば、
賢く、無理のない家づくりができる方法もあります。
住宅価格が高騰している主な理由
近年の価格上昇には、いくつかの大きな原因が重なっています。
1. 世界的なインフレと資材価格の上昇
ウッドショック、鋼材価格の上昇、物流費の高騰、円安、さらには世界的なサプライチェーンの混乱。
これらが複合的に影響し、木材・鉄・断熱材・窓・設備など、あらゆる住宅資材が値上がりしています。
2. 人手不足と人件費の上昇
高齢化と若手職人の不足により、熟練した大工・現場監督・職人の確保が困難に。
結果として、施工にかかる人件費も上昇し続けています。
3. 2025年4月 建築基準法改正の影響
そして、見逃せないのが、2025年4月に施行された建築基準法等の法改正です。 この法改正により、
- 住宅の省エネ基準(断熱性能)が義務化
- これまで除外されていた4号建築物(主に木造2階建て住宅など)も構造計算が義務化
- 柱の小径、壁量、基礎構造の見直し等により、全体の仕様が大幅に強化
結果として、すべての新築住宅において、仕様強化=コストアップが避けられない状況となりました。
さらにこの法改正により、建築確認申請や設計図面作成などの事前手続きが増加しました。
行政手続きの待機期間も長期化しています。
その影響で、2025年4月以降、全国的に住宅着工件数が一時的に大きく減少しており、
業界全体が混乱しています。
これまでであれば、請負契約から着工まで1カ月以内で進められていた案件も、
今では3カ月以上要するケースが一般化しつつあります。
これにより、価格面だけでなく、スケジュールの見通しの難しさが、
新たな“建築の阻害要因”となっているのが現状です。
「制度強化=安心」ではない。大切なのは“中身”を見ること
このような制度強化により、多くのハウスメーカーや工務店は、法令に対応するために、
従来以上に高性能な建材や設備を導入しています。
しかし、ここで見落としてはいけないのは、
「高額な設備を入れたからといって、必ずしも快適な家になるわけではない」ということです。
本当に必要な性能とは、
- その土地に合った断熱・遮熱・通風設計
- 家族の暮らし方にフィットした構造と動線
- メンテナンスを見据えた素材選び
など、個別の事情に合わせた合理的な設計から生まれるものです。
ランドマークでは法改正以前から「高性能な標準仕様」を実現
私たちランドマークは、奈良県で40年以上、建築士が直接お客様と向き合いながら、
家づくりの本質を追求してきました。
今回の制度改正で求められる性能基準(断熱・耐震・構造)は、
実は私たちが十数年前からすでに標準採用してきた内容と大きく重なります。
たとえば:
- 特許取得のアルミ遮熱工法による屋根裏温度の抑制
- **減震ベース(免振に近い制震工法)**で地震エネルギーを逃す構造
- 南面採光と風の通り道を生かしたパッシブ設計
- 耐久性の高い構造材の選定と劣化対策
つまり、**無理に性能を“上げる”のではなく、もともと高性能な住宅を“合理的に設計してきた”**
というのが私たちのスタイルです。
設計事務所だからこそ「必要なものだけ」に絞れる
ランドマークは、設計事務所として、営業マンを介さずに建築士が直接対応し、
お客様のご要望とご予算に沿って設計を行っています。
また、施工については、弊社と提携する信頼できる工務店とお客様が直接契約を結ぶ仕組みを採用。
これにより:
- 中間マージンが発生しない
- 費用の内訳が明確
- 責任の所在が明確で、工事中の監理体制も万全 という、透明で信頼性の高い家づくりが可能になります。
制度によって「何が義務になるか」ではなく、
お客様ご自身が「本当に必要な暮らしとは何か」を考えるとき、
建築士と進める設計主導の家づくりが、もっとも合理的で安心できる選択肢となるのです。
奈良での家づくり。焦らず、でも賢く決めるタイミングです
「制度が変わったから、急がないと損?」 「物価が上がっている今は、建て時ではない?」
そのように感じられるお気持ちもよく分かります。
ですが、制度改正や市況の変化に慌てて乗っかるのではなく、
しっかりと中身を理解し、プロの知恵を借りて判断することで、 「後悔のない家づくり」が可能になります。
ランドマークでは、制度に左右されない普遍的な設計思想と、
奈良の風土や土地を知り尽くした建築士が、お客様とともに最適解を見つけていきます。
次回の【ご質問にお答えのコーナー】でも、
皆さまのお悩みを解決するためのたくさんのヒントをご紹介していきます。
ぜひ、皆さまのご質問をお寄せください!
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