奈良市のI様、基礎工事を進めています。
奈良県奈良市で上質な注文住宅を建てるランドマークです。
杭打ちが終わり、地盤補強ができましたので、
基礎工事を進めています。
基礎本体の下になるところで、防湿シートをひいています。
この上にべた基礎になるコンクリートスラブが載ります。
外周部分は基礎が載る部分で基礎の厚さが大きくなります。
敷地境界には大きなL型擁壁を宅造工事で施工しましたので、
その擁壁のスラブに載らないように建物を配置しています。
この部分は杭を打ち、L型擁壁のスラブの上部にに建物を載せても
法的には適合してはいますが、
擁壁は弾性の地盤に載るのが構造のモデルになりますので、
載せないようにするのが設計者の判断です。
建物の基礎はびくともしませんが、擁壁は、構造が効く際に若干前側に
数CM膨らみ、その分、L型擁壁の底版が浮いたり沈んだりと動きます。
この配慮は設計者が構造系の設計者であれば理解できます。
建築士は構造系の人だけでなく意匠系の人など様々で、
それにより建物の設計が影響されます。