耐震等級が高い方が危ないということが理解が進みません。
このところ、地震対策や耐震等級についての議論が脚光をあびています。
古い住宅は、耐震性については大工さんにおまかせでした。
耐震壁の少ない建物が多かったのは事実です。
(この写真の中では耐力壁がないですね)
現在でも、新築の際の建築確認申請においては耐震性や
風の耐風力についての構造設計は審査の対象ではありません。
設計者の判断にまかされています。
その設計者もほとんどが大工さんの下請け仕事です。.
今後は耐震性を上げるとの国策の方向性があります。が、まだまだです。
2025年からは構造については建築確認申請の際の審査の対象になります。
1981年から、新耐震設計方法が決まり、耐震構造の考えが改まりました。
その基準で震度6強でも耐える家にするように誘導されてきました。
しかしその結果ですが、熊本地震でも新耐震基準の家に大きな被害が発生し、
このたびの能登地震でも、
「読売新聞によりますと、
木造家屋(約100棟)を対象に行われた調査で、40棟ほどが
居住不可能な「全壊」で、そのうち半数が新耐震基準導入後に新築、
もしくは改築されたとみられた。
原形をとどめていない「倒壊」も約10棟あった。」
とあります。
新耐震基準でも私たちは必ずしも安全ではない、
守られないことが事実と理解しなくてはなりません。
この写真が国が進める耐震化の目的のメディアに公開の
振動実験の結果です。
予想に反して、
左の耐震等級の高い家が倒れ、
右の耐震等級の低い家が残りました。
皆様、どちらに住みたいですか?家族を住まわせますか?
ランドマークは、いたずらに耐震等級を高めるより、
建物をしなやかにする制震工法(減震工法)を標準にしています。
地震に安心な家はランドマークにご相談ください。