K様旅館の鉄骨建方工事
K様旅館の鉄骨建方工事です。
この細い道路の奥に建ちます。
車が入りませんので、写真に見えます台車で鉄骨を搬入します。
鉄骨のベースと基礎をアンカーボルトで緊結してる部分。
分厚いベースプレート(柱脚)に太いアンカーで結合してますが、ピン接合と言います。
この、柱梁の接合部は、ご覧のとおり、1・2階の柱が1本になってます。これが、この建物の構造の特徴で、全体がブレース構造になって、水平剛性を高めています。
多くの鉄骨造の建物は、柱梁を剛接合(ラーメン構造)にしてますが、そうしますと、柱に梁の接合したまま現場に搬入しますが、そうしますと、この現場には搬入出来ません。
そこで、このように、ブレース構造(ピン構造)にしたわけです。
こうすると、鉄骨の工場の加工手間も削減されコストダウンにもなります。
元々、構造系建築士の私と施工会社の協力によるものです。
先では、この工法を発展した、鉄骨造の住宅の商品化も検討しています。
組み立ては、このクレーンが大活躍です。
表の道のトラックには、ガードマンが付いてます。
安全意識が高く、必ず、このようにしてます。ゼネコンの施工は安心ですね。