■■【今回のご質問にお答えのコーナー】■■ “庭”ではなく“外部空間”としての中庭デザイン
こんにちは!
今回も、お悩みにお応えしていきます!
奈良で注文住宅をご検討の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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“庭”ではなく“外部空間”としての中庭デザイン
「中庭」と聞くと、古民家や町家の中にある、
“ちょっとした坪庭”を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、現代の住まいにおいて中庭は、
ただの「庭」ではなく、“もうひとつの部屋”としての価値を持ち始めています。
今回は、暮らしの質を高める「外部空間としての中庭デザイン」の魅力についてご紹介します。
■ 「中庭=自然との境界のない部屋」
リビングやダイニングに隣接した中庭は、
屋根こそないけれど、まるで一室のように整えられた外部空間です。
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木のフェンスや塗り壁で囲って“室内のような囲われ感”を演出
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フローリングと同じタイルや石材を使って、視覚的に床がつながる設計
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夜はダウンライトや間接照明を仕込み、光の陰影で空間演出
結果として、「リビングが広がったような錯覚」が生まれ、
家の広がりや心の開放感を感じられるのです。
■ 四季を楽しむ“外との距離感”
中庭は「風」「光」「音」といった自然の要素と住まいをつなぐ役割を持ちます。
たとえば――
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春は新緑が窓越しにやわらかな影を落とし
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夏は夕涼みの場として蚊帳付きチェアで一杯
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秋は読書や焚き火で心を落ち着け
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冬は葉を落とした樹形が景として映える
**自然を間近に感じながらも、完全に開かれていない“絶妙な距離感”**が中庭の魅力です。
■ プライバシー性と通風採光の両立
特に都市部や密集地では、
「隣家の視線が気になる」「窓が開けにくい」といった悩みがあります。
中庭があれば、
**建物の内部に光と風を取り込む“パティオ型の設計”**が可能になります。
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壁で囲まれているため視線が入らない
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窓を大きく開けてもカーテン不要
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防犯性も高く安心感あり
この設計は、ランドマークが得意とする「設計センス」の見せどころでもあります。
■ “使う”ための外構設計へ
中庭は「ただ眺めるための庭」ではなく、
**“積極的に使うための空間”**として設計されるべきです。
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植栽とウッドデッキでティータイムスペースに
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タイル貼りでアウトドアキッチンやBBQスペースに
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照明とベンチで夜の読書やくつろぎの場に
ランドマークでは、建物と連動した外構設計を一体でご提案し、
中庭も住まいの一部として楽しめるようデザインしています。
■ まとめ:中庭は「心の余白」を生む場所
いそがしい毎日の中で、
ふと視線を外に向けたときに、
緑が揺れ、光が差し、風が通る――
そんな“ささやかな自然との対話”がある家は、
心に深い落ち着きと豊かさを与えてくれます。
中庭はもはや「庭」ではなく、
暮らしの質を決定づける“外部の部屋”。
ランドマークでは、構造や遮熱・減震といった機能性だけでなく、
こうした“感性に響く外部空間の設計”にも力を入れています。
設計事務所だからこそできる、量産では得られない空間価値を、ぜひご体感ください。
次回の【ご質問にお答えのコーナー】でも、
皆さまのお悩みを解決するためのたくさんのヒントをご紹介していきます。
ぜひ、皆さまのご質問をお寄せください!
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