低ランニングコストの”全舘”暖房設備
夏は、ほとんどエアコンに依存しない家として、
ウレタン遮熱工法をお薦めしています。
屋根と外壁にアルミ2層貼りシートを全面に貼り、家全体を覆います。
このアルミシートは、酷暑の夏の太陽光の輻射熱を、95%以上反射します。
太陽光の輻射熱は電磁波ですから、アルミ箔が有効で、さらに2層になってます。
そのために、夏から秋までは、エアコンに依存しない家ができます。
(補助的にエアコンは必要です・・・それ自体に冷房する機能がありません)
<特許ウレタン遮熱工法>
そこで、厳寒の冬ですが、このウレタン遮熱工法でも、内部に高密度のウレタンを
屋根・壁全面に施工しますので、断熱性能は十分ですが、
それ自体に暖房する機能まではございませんので、補助的にエアコンは必要です。
そこで、施工例でご紹介しますのは、
<土壌蓄熱暖房>
真冬に深夜電力で、地面を熱して、熱を貯め、地面からの熱で家全体に暖気を
送るシステムです。
これで、冬には補助的な暖房なしに、1階が20度以上の温度になります。
冬の朝一番のキッチンに立つ奥様の足元の寒さや、
ご家族様の朝の洗面所、お風呂の着替えの脱衣室の寒さは解決できます。
一般的な暖房方法は、エアコン以外では、電気式床暖房などですが、
あまり大きな効果が無い上、局所暖房で、廊下など暖房していない部屋ができます。
この「土壌蓄熱暖房」は、家全体の基礎の下(地球面)を温めますので、
家全体にまんべんなく暖房がゆきわたるのです。
その電源は、「微弱な深夜電力」です。
地面の比熱が大きいので、温め始めても、家全体が快適な温度になるのは、
1週間かかります。
逆に、冬をすぎ、春になって、電源を切っても、冷めるまで1週間かかります。
これほど、大きな熱量を地面下に貯めることになるのです。
これは、真冬の北海道の富良野の家の事例ですが、外気温がー2°からー19°のところ、
室内は、1階で25°前後、2階で23°前後になってます。
1日に加熱するのが深夜の6時間か8時間かの設定次第で、
室内温度が20°以上に安定するのです。
決して安い設備ではありません。30~40坪の家で、100万円台の施工費になります。
しかし、毎月の電気代を安く抑え、快適な全館暖房になる、土壌蓄熱暖房をお薦めです。
奈良市のF様の施工例。
この地面下に電気ヒーターパネルを敷設しています。
外壁にはアルミシートが内蔵されています。
室内は、高密度の発泡ウレタンを吹き付けています。
キッチンも居間も和室もすべて温い部屋になっています。
冬の氷点下程度の寒さはまったく感じられない、全館暖房です。