お手ごろの家づくりは、設計事務所が窓口になります。
奈良県の多くの方に、設計事務所の家づくりをお勧めしていますが、
建築士が、その人脈や資格・能力で、大工さん(工務店)との直接の家造りを
するために、この、「ランドマークの家づくり」をはじめました。
価格の魅力と、安心・安全を求めて。
この、「工務店との直接の家づくり」は設計事務所でなければできないものです。
直接にできる理由は
(1)職人の大工さんではなかなか困難な、銀行融資の手続き。
資金計画や、融資を含む資金の手続きは家づくりの重要な課題です。
(2)建築基準法やその他の許可申請をすること。
この、手続きは、大手住宅メーカーでも、私たち、設計事務所に外注がほとんどです。
その実務は、建築士が長けています。
(3)建築費の査定など、価格の価値を生み出す業務。
単純に、工務店に直接に依頼しても、安くなるとは限りません。
プロの私たちが介在すること、監理することで実現できます。
葛城市のN様の事例ですが、
家造りの融資や、建築許可のこと、建築費の査定など、弊社がさせていただき、
N様のこだわりの家も、そのような、課題やご期待の多い家でした。
<設計と許可申請の課題>
この、住み心地の良い、葛城市の敷地は、数々の法的な課題がありました。
<A>市街化調整区域で、建築が基本的に許可できない区域
この土地は、都市計画法34条による、特別に建築許可が可能な区域内にあり、
その基準による法43条許可申請をしました。
<B>大きな、ご実家の一角に建てますので、都市計画法で言う、「区画変更」にあたり、
都市計画法29条の開発許可が必要になります。
その関連手続きとして、次の手続きもしました。
官民境界明示申請、民々筆界確認書作成、敷地測量
下水道法16条許可申請
法廷外公共物占用許可申請
<C>「道」が建築基準法の道でないので、建築基準法43条ただし書き空地許可申請を
しました。
その許可を基に、開発工事をし、役所の検査を受けます。
この、検査済証を、建築確認申請に添付することになります。
その許可書を基に、やっとこの家が建築できるようになります。
なお、建築基準法43条ただし書き空地許可申請の条件で、この敷地が、
準防火地域のあるものとして規制を受け、防火窓仕様になっています。
その建築許可や、設計が弊社の生業とはいうものの、
もっと、手続きが簡素化できないものかと、いつも考えます。
たとえば、現在、京都府下で、農業用倉庫の許可申請中ですが、ここも、いろいろな
課題がありまして、設計申請費は、普通に見積もりますと、最低150万円必要ですが、
農家の倉庫に、ふさわしい額でしょうか。
ここは、弊社として、設計図の一部を割愛することなど、打ち合わせをし、
お客様にお払いいただきやすい、お互いの居心地の良い額にさせていただきました。
次に、目的の家の、プランづくりと打ち合わせです。
間取り図で理解しにくい場合は、模型を作り、立体で施主様と一緒に検討します。
このようにして、やっと家ができる、
この家造りが、ランドマークの家です。
住宅メーカーの家も良いですが、小回りの利く、こだわりの家づくりは、
価格の価値のある、 「工務店への直接契約の家」 を、ご一緒にできれば幸いです。