■■【今回のご質問にお答えのコーナー】■■プレハブ住宅のシェアが変わらない理由とは?

プレハブ住宅のシェアが変わらない理由とは?

こんにちは!
家づくりを検討される皆さまから日々寄せられる質問にお答えするこのコーナー。
今回も、お悩みにお応えしていきます!
奈良で注文住宅をご検討の方はぜひ参考にしてみてくださいね。


プレハブ住宅のシェアが伸びない理由

プレハブ住宅は、効率的に製造されるため、

多くの住宅を手早く供給できるという利点を持っています。

しかし、ここ数十年間、その市場シェアは13%前後でほとんど変動していません。

このような停滞状態の背景には、いくつかの原因が絡み合っています。

1. 価格が異様に高い

プレハブ住宅は、元々は安価で迅速に建設できるという利点がありましたが、

近年その価格が過度に高騰しているという問題があります。

多くのプレハブ住宅の企業が規模拡大を目指し、

結果的に提供される住宅の価格が住み手の想定を大きく超えてしまう

ことが増えてきました。

今や、プレハブ住宅の価格は一般的な木造住宅やその他の選択肢と大差がなくなり、

コストパフォーマンスが優位に立っていない点が、

このシェアの拡大を妨げている要因です。

2. 日本人と木造住宅との親和性

日本は古来より木材を多く利用してきた歴史があり、

その独特の温かみや安定感を求める人々が多いです。

木造住宅の落ち着いた風合いや心地よい触感が、他の建材でできた住宅とは異なり、

長年日本人に親しまれてきたのです。

そのため、プレハブ住宅のような工業化された住宅には馴染みにくく、

特に天然素材や木の肌触りを重視する家づくりには受け入れられづらい面があります。

3. 限られた仕様とお客様本位の家づくりの欠如

プレハブ住宅は、大量生産を前提とした住宅であり、

そのため基本的に規格化された仕様や部品に基づいて建てられます。

このため、個々の家庭のニーズやライフスタイルに合わせた住宅作りが難しく、

標準的な仕様で終わりがちです。

最終的に、お客様本位の家づくりが反映されにくく、

家族のライフスタイルに合った個性的な空間が提供できません。

この点で、プレハブ住宅が求められ続けることは難しくなっています。


設計事務所による家づくりに対する期待

これらの問題に対して、

今後は設計事務所による木造住宅の家づくりに対する期待が高まっています。

設計事務所は、1軒1軒の家をオーダーメイドで設計し、

お客様のライフスタイルや予算に合わせて最適な住宅を提案することができます。

木造住宅においては、設計事務所ならではの自由度と細かなカスタマイズが可能であり、

その耐久性や素材の選定にもこだわりがあります。

また、設計事務所が目指すのは、お客様のニーズに合った家づくりであるため、

プレハブ住宅に見られるような画一的な住宅ではなく、

個々の家族にピッタリと合う、温かみのある家を建てることが可能です。

このアプローチは、生活の質を大切にしたいと考えるお客様に非常に支持されています。

さらに、設計事務所の家づくりには、

施工そのものから一定の距離をおくことができるという利点もあります。

この距離を置くことで、中立的かつ理想的な設計が可能となり、

施工業者の意向に偏らず、真正にお客様にとって最良の提案ができるため、

建てた後の満足度が非常に高いです。


次回の【ご質問にお答えのコーナー】でも、

皆さまのお悩みを解決するためのたくさんのヒントをご紹介していきます。

ぜひ、皆さまのご質問をお寄せください!
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