■■【今回のご質問にお答えのコーナー】■■ 初めての住宅ローン、何から考えるべき?
こんにちは!
今回も、お悩みにお応えしていきます!
奈良で注文住宅をご検討の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
★★★★★
初めての住宅ローン、何から考えるべき?
家を建てたい!と思った瞬間から、多くの方が直面するのが「住宅ローン」という現実です。
人生で最も大きな買い物といわれるマイホーム、
その資金をどう調達するかは家づくりの大前提になります。
ただし、多くの方は「住宅ローン=借金」と考えるため、ネガティブな印象を持たれがちです。
しかし実際には、住宅ローンは家族の暮らしを支え、
団体信用生命保険(団信)を通して「家族に資産を残す仕組み」にもなるのです。
では、初めて住宅ローンを考えるとき、どこから始めればよいのでしょうか?
1. 借入可能額ではなく「返済可能額」を基準に
銀行は年収や勤務先、勤続年数などをもとに「このくらい借りられます」と金額を提示してきます。
ですが、それをそのまま鵜呑みにするのは危険です。
なぜなら、借入可能額は“理論上借りられる金額”であり、家計の現実に合うとは限らないからです。
例えば、教育費がこれから膨らむ家庭や、車のローンがある家庭、
老後資金を重視したい家庭では、返済に割ける余裕が異なります。
重要なのは「借りられる額」ではなく、「安心して返せる額」を基準にすること。
これを理解していないと、ローン返済が家計を圧迫し、せっかくのマイホームが不安の種になりかねません。
2. 金利タイプの違いを理解する
住宅ローンには「固定金利型」と「変動金利型」があり、どちらを選ぶかで返済総額が大きく変わります。
■固定金利型は返済額が一定で安心感があります。
特に長期的な計画を立てたい方や安定を重視する方に向いています。
■変動金利型は初期の金利が低く、借入時の負担を抑えやすい一方で、
将来の金利上昇リスクを抱えています。
経済状況や金利の動きを予測するのは難しいため、余裕資金を持つ家庭でないと不安が残ります。
さらに、固定と変動を組み合わせる「ミックスローン」という選択肢もあります。
自分の家庭にとって、どの金利タイプが“リスクと安心のバランス”に合うかを見極めることが大切です。
3. 団体信用生命保険(団信)の役割を知る
住宅ローンを借りるとき、多くの銀行では団信への加入が条件となっています。
団信とは、万一ローンの契約者が亡くなった場合、残りの住宅ローンがゼロになる仕組みです。
つまり、「家」という形で家族に資産を残すことができるのです。
最近では、がんや三大疾病に対応した団信、
さらに八大疾病や就業不能をカバーするタイプまで選べるようになっています。
保険料が上乗せされる場合もありますが、ご家族を守るという視点で見れば大きな安心材料になります。
団信は“住宅ローンの負担”ではなく、“家族への贈り物”だと捉えるのが正しい理解です。
4. 事前審査を受けてスタートラインに立つ
土地や建物を探す前に、まず銀行の事前審査を受けてみることをおすすめします。
事前審査を通じて、実際に借りられる目安金額がわかり、資金計画の軸ができます。
例えば、気に入った土地を見つけても、
事前審査が済んでいなければ買付証明書を差し入れても売主に信用されず、
他の方に先を越されることがあります。
逆に「事前審査済み」と伝えられると、売主側も安心して「売り止め」に応じてくれるのです。
土地探しと家づくりをスムーズに進めるためにも、事前審査は最初の必須ステップだといえます。
まとめ
初めて住宅ローンを検討する際には、次の4つを押さえることが重要です。
-
借入可能額より返済可能額を重視する
-
固定金利・変動金利の特徴を理解する
-
団信を“家族への安心の仕組み”として捉える
-
事前審査を早めに受け、資金計画の基盤を作る
住宅ローンは単なる「借金」ではなく、家族を守り、未来を形づくるための仕組みです。
正しい知識を持ち、安心できる返済計画を立てることで、家づくりはより楽しく、より安全なものになります。
次回の【ご質問にお答えのコーナー】でも、
皆さまのお悩みを解決するためのたくさんのヒントをご紹介していきます。
ぜひ、皆さまのご質問をお寄せください!
↓ ↓ ↓