■■【今回のご質問にお答えのコーナー】■■ ☀ 太陽光パネル設置の“落とし穴”――火災時に放水を控える通達も
こんにちは!
今回も、お悩みにお応えしていきます!
奈良で注文住宅をご検討の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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☀ 太陽光パネル設置の“落とし穴”――火災時に放水を控える通達も
最近では「環境に優しい」「電気代が安くなる」という理由で、
太陽光パネルを屋根に載せる住宅が増えています。
しかし、建築設計の立場から見れば、
**太陽光パネルは本当に“理にかなっている”のか?**という点に疑問があります。
まず知っておきたいのは、太陽光パネルの設置住宅では、
火災時に消防隊が放水を控えるという事実です。
総務省消防庁はすでに全国の消防本部に通達を出しており、
「太陽光発電設備が設置された建物では、感電防止のため直接放水を避ける」
としています。
つまり、日中に太陽光が当たっている限り、
パネルは発電を続ける=常に高電圧が流れている状態になります。
そのため、消火活動時に放水すると感電の危険があるのです。
消防隊は安全距離を保ちながら、屋根や外壁の外周から放水するしかありません。
つまり、「火災が起きてもすぐに消せない家」になってしまうのです。

🔥 太陽光発電は「環境に良い」とは言い切れない
もう一つ見逃せないのが、太陽光パネルの環境負荷です。
パネルの製造には多くのエネルギーが使われ、
特にシリコン精製工程では高温炉によるCO₂排出が避けられません。
さらに耐用年数は実質20年ほど。
その後は**大量の廃棄物(ガラス・アルミ・シリコン・鉛など)**が発生します。
しかもリサイクル費用は高額で、現実的には「燃えないゴミ」として処分されるケースが多く、
地方自治体の処理能力を超える問題がすでに各地で起きています。
つまり、製造から廃棄までを通して環境負荷が非常に大きい。
「エコ」という言葉の裏には、見えないコストが存在するのです。
💰 経済的にも“ペイしない”現実
太陽光パネルを設置する費用は、
住宅の規模にもよりますが平均で150〜250万円前後。
売電価格は年々下落し、
固定価格買取制度(FIT)も当初より大幅に引き下げられています。
さらに、
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故障・経年劣化による交換
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パワーコンディショナ(電力変換機)の定期交換(約15年で20万円前後)
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廃棄・撤去費用
これらを考慮すると、20年使ってもほぼトントン、もしくは赤字というのが現実です。
環境負荷が高く、経済的にも報われない――
それが、設計者として長年現場を見てきた私の率直な結論です。
🌡️ 「太陽光よりも遮熱」こそ、理にかなった選択
では、太陽光に頼らず、どうやって省エネな家をつくるのか?
ランドマークが採用しているのは、特許アルミ遮熱工法です。
アルミは97%以上の輻射熱を反射し、
夏は外からの熱を遮り、冬は室内の暖気を逃がしません。
つまり、家全体を“魔法瓶”のように包み込む構造です。
この遮熱構造は、電力を使わずに快適性を保つため、
・エアコン効率が向上
・屋根裏温度が20℃以上低下
・年間の冷暖房費を15〜20%削減
という実績があります。
しかも、故障も劣化もなく、廃棄物も出ない。
建物がある限り機能し続ける――これこそが本当の“サステナブル”です。
🏠 火災時にも安心な「電気を生まない屋根」
火災が起きても、アルミ遮熱工法の家は電気を生まない屋根です。
つまり、感電の危険もなく、消防隊も安全に放水できます。
さらに、屋根の下の構造材が熱を持ちにくいため、
延焼速度が遅く、避難の安全性が高いことも特長です。
「もしものとき」に強い家こそ、本当の意味で家族を守る家です。
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| 比較項目 | 太陽光パネル | アルミ遮熱工法 |
|---|---|---|
| 環境負荷 | 高い(製造・廃棄でCO₂発生) | ほぼゼロ(再利用可能) |
| 経済性 | 費用高・売電価格下落 | 長期的に光熱費削減 |
| 火災時安全性 | 放水制限・感電リスクあり | 放水制限なし・安全 |
| 耐久性 | 約20年 | 建物寿命と同等 |
| メンテナンス | 定期交換・撤去費用必要 | ほぼ不要 |
太陽光パネルは一見「エコ」に見えますが、
その裏側には製造コスト・環境負荷・安全リスクが潜んでいます。
一方で、アルミ遮熱工法は自然エネルギーを使わずして省エネを実現する、
まさに“本物のエコ住宅”です。
次回の【ご質問にお答えのコーナー】でも、
皆さまのお悩みを解決するためのたくさんのヒントをご紹介していきます。
ぜひ、皆さまのご質問をお寄せください!
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