着工の準備です
住宅の着工は、まず、建物の配置の確認から始まります。
高さは、測量機械の「レベル」を使って確認します。
その高さは、道路肩などの動かない点を基準を「ベンチマーク」にして、その高さ
の差で確認します。
(工事中に動く点ではダメですから「ベンチマーク」を設定するのです)
次に、建築主様と工事会社が境界を確認します。
その境界からの建物の位置が図面とおりになるように、
工事会社は「トランシット」という機械を使ってミリ単位の位置出しをします。
その隅隅に木杭を入れて、その杭に縄を張り、実物大の建物の全体を見ます。
これを「縄張り」と言います。
この確認が肝心です。・・・後で修正できませんですから。
この現場は、写真のように、現場事務所を設けました。
住宅で現場事務所を設けるのは稀です。
この現場は、大きな一戸建て注文住宅だからでもありますが、
この工事会社が「総合建設業者(ゼネコン)」だからでもあるんです。
ハウスメーカーや工務店ではなかなかこんなことをしません。
現地で打合せするにも、外では暑いところや、風の強い日や、雨のときはゆっくり
冷静に判断できませんね。
なんでもないようですが、現場事務所を設営するところから、建築会社の違い
(総合建設業者「ゼネコン」)が出てきます。
ただ安いだけの業者は考えものです。
追って、現場事務所の中で、何の打合せをしているのか・・・、
「施工図」の確認や各種のデザインや打合せごとの承認についてご披露いたし
ます。
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・・・建築士を味方にすると、本当にあなたのためになる
後追いの営業はしません。 ご安心下さい。
ただし、同業者はご遠慮下さい。