担保掛目など
住宅ローン融資する場合に、金融機関は、その土地と建物に第1順位の抵当権を設定
(登記)します。
万一、お客様が返済していただけない状況になった際に、その物件を売って、住宅ローンの
残債を回収するためです。
しかし、売却しても、貸したお金の返済の残金(残債)が全額回収できるとは限りません。
今は、全額融資の商品はありますが、貸し手の銀行としては、リスクを考慮すると、できる
限り全額の融資にはしたくないものです。
そこで、担保掛目という考え方が発生します。
「物件評価の80%しか融資しない」、「90%しか融資しない」住宅ローンができます。
この80%、90%が担保掛目です。
残りは自己資金が必要になります。
フラット35は、90%が限度ですが、残り10%を含む100%融資を希望する場合は、
その10%分は、金利の高いノンバンクの融資になる例があります。
別な味方をすると、銀行にとって、全額を借りる方より、現金を一部でもお持ちの方の
ほうが、貸し手として、審査上は安心とも考えられます。