シラス壁の実験キットが届きました。
奈良県で家づくりをするランドマークです。
注文住宅は、仕様が自由なのは良いですが、
私のこだわりは、その価格と仕様のバランスを適切にすること。
一つの仕様にとんがった家は、感心できません。
施主様に代わり、いろいろな建材や工法で、最も良いものを集積したのが、
ランドマークの家。
売り込みの訪問や電話の営業を一切しないのも、そのこだわりから。
1年で施工できるのは、能力的に10~15棟が限度ですが、
ご縁があった方には、最善の家づくりになるようにとの想いで。
その高千穂シラス社から、待望の実験キットが届きました。
先日、九州工場で見て、多くの方にお薦めして良いと、
確信を持ったその実験キットです。
この2つの瓶は、
左は、何もない瓶。
右はシラス塊が入っています。
あらためて、試しに、両方にアンモニアを含むパフを投入します。
20分して、その瓶を開けますと、予想どうり、
左は、強烈なアンモニア臭で、目が痛い。
右の、シラス塊のある瓶は、まったく匂いがしません。
不思議なくらい。アンモニアはあるはずなんですが。
この火山灰の多孔質の中に吸い込んで、分解したに違いないです。
次に、吸湿性ですが、
その吸湿性を謳う、珪藻土と、シラス壁の比較です。
水を吹き付けたところ。
右の珪藻土の壁は、吸い込みきらず、下の紙にシミが広がっていますが、
左のシラス壁は、吸い込みはしますが、下に垂れません。
この説明書のとおりです。
鹿児島の高千穂の火山の恵み、
ここで採取したシラスが、住宅造りの悩みに光明をもたらしました。
この素材にも、塗り方などで、いろいろなテクスチャーが選べます。
厚みの違いもありますが、ランドマークでは、まず内装用に、
「薩摩中霧島壁」が取り組みに適してると判断しました。
まさにこのPOPのとおりです。
このシラスと出会うために、鹿児島に飛び、
同社の山口さんい会い、
建築主様に代わり、選んだものです。
この「シラス洞窟の家」という実験棟に近い価値のある、
シックハウスの各種の効果の高い家に向けて、標準設計の検討中です。
ランドマークの家は、日々、進化しています。