建築の資格者の講習会です。

奈良県で注文住宅を造り続けるランドマークです。

各種の資格では、更新の手続きがあり、自動車運転免許証も定期的に

更新時講習があります。

 

一級建築士は、資格が消滅することはなく、いつまでも一級建築士ですが、

一級建築士事務所を経営する場合は、その事務所登録の更新が必要で、

管理建築士として、建築士の定期講習を受ける必要があります。

 

この資格でできる業務は多いのですが、ほとんどの住宅や事務所ビルや、

店舗などは、かなり大きい物でない限り二級建築士でも設計ができます。

その場合は二級建築士事務所になります。

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この度は、建築基準法により、特定建築物の定期報告をする場合の講習を

橿原市内の会場で受けました。

 

特定建築物のマンションや店舗などのオーナー又は管理者は、定期的に

役所に建物や設備の調査報告することを義務つけられています。

この実務講習を受けなくても、一級建築士の資格で調査報告ができますが、

毎年、講習を受けています。

IMG_0454.JPG奈良市内の店舗付 I  マンションや

IMG_0602.JPG奈良市内の店舗付のHマンションや

IMG_7244.JPG王寺町のSマンション、京都府のマンション、橿原市のWマンション、

橿原市のN店舗など・・・・・・・

多くの建物の調査報告をしています。

 

私たち建築士は、日々、技術や行政手続き、社会的な使命など、変化を把握して、

対応することが求められています。

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その他の資格として、一級建築施工管理技士などの資格もありますが、

それは今のところ更新時講習はなく、終身の資格です(;’∀’)。

 

次に、資格の専門性ですが、

 

例えば、医師は判らないのですが、おそらく資格としては、医師免許で、

内科、外科、小児科、耳鼻科、眼科、精神科、産婦人科など何の診療科目でも

できると思います。

 

一級建築士も同様で、この資格一つで、何でもできますが、業務は細分化して

いて、私のように総合的な設計をする設計事務所は、役所の許可申請も得意分野

ですが、構造設計や設備設計、環境設計など、さまざまな専門領域があり、

夫々の専門の能力や機材が必要な場合は、一部の業務を外注することになり

ます。

しかし、外注するにしても、その業務の内容を理解する能力が必要です。

 

つまり、構造設計を外注するにしても、概ねその業務の内容を判断する能力が

必要になるということです。

 

住宅で、よくあるのは、敷地に擁壁がある場合、宅地造成規制法による設計や

許可申請が必要で、簡単なものは私自身で設計しますが、大掛かりになったり、

特別な機材が必要な場合は外注します。

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数年前に経験したことですが、他の一級建築士で2年かかり、役所の許可が

できなくあきらめた開発と、擁壁や建物の設計を引き受けて、困難ながら

役所の許可を受けたものが奈良県内であります。

 

これは、教科書的な擁壁の設計では解決できないものを、役所の協議の中で、

法律の定義までさかのぼり、構造設計だけでなく総合的な能力で解決したもの

です(詳しくはご披露できませんが)。

 

先の建築士が「擁壁」との先入観で可決できずに、行き詰ったものです。

逆に、「擁壁」と先入観を持たず、他の定義で設計しますと、「擁壁」でできない

ことが正当に許可できるわけで、個々の施主様のためにその総合力で家造りを

しています。

<奈良県の開発設計や建物設計、家造りはご相談ください>

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