明日香村のK様、屋根工事を始めます。
奈良県明日香村で、一戸建て住宅を建てるランドマークです。
先日の上棟に続き、屋根の下地の板の野地に、アスファルトルーフィングを
敷きましたので、屋根瓦を葺くことになります。
和風の家ですが、2階の壁が1階の壁より少し後ろに下がってます。
このことで、1,2階の壁の外観デザインを整えています。
2階をセットバックしますと、安定感ができるうえ、2階の壁が1階より小さく
見えることで、外観全体のバランスが美しく整います。
プランを描く際に、このことは同時に考えていました。
ここは、明日香村ですから、風致許可の基準より、屋根は和瓦葺きになります。
瓦屋根の許可基準にあわせて、瓦葺き工事に対する補助金があります。
(工事費を賄うには足りませんが)
規制と補助で村として、村全体の修景を誘導しようとしています。
明日香村では、農業用倉庫などでも、すべていぶし瓦葺きです。
屋根ができて、雨仕舞ができますと、内部の大工工事が始まります。
屋根の裏面には、厚い特許の純アルミの遮熱シートを仕込んでいます。
(巷には純アルミでないシートが多く出回っています)
太陽光の過酷な輻射熱を95%反射するアルミで、家全体を覆い、エアコンに依存
しない家を目指しています。
このアルミ遮熱材の上面に、反射した熱気を排出する通気層を設けています。
さらに、この内部の屋根・壁に、高価な高密度のウレタン断熱材を吹付ける
ことになります。
このことで、家全体が、人にやさしい冷暖の保温庫になります。