生駒市のH様、敷地造成工事が進んでいます。
奈良県生駒市で注文住宅の家づくりをするランドマークです。
建物自体も、敷地造成も設計をしていて、建物にピッタリのサイズで擁壁の
設計をして、工事をしています。
擁壁の高さや長さなど、全体の計画をして、設計をし、工事業者に指示をして
います。
道路の勾配がありますので、GL(地盤面)より大幅に低くなる道路境界には、
擁壁が必要になります。
擁壁はその前の地盤面より、35cm以上かつ高さの15%以上の根入れが必要で、
その総高さの80~90%の底版の幅が必要になります。
これは、擁壁の安定計算からで、
●底版の接地圧が地盤の支持力以下になるか
●擁壁が滑らないか
●擁壁が転倒しないか
の計算をして、断面設計をしますが、一般に出来上がりの高さからは、
想像以上の幅の大きな底版になります。
底版の寸法以上に建物を境界から離しますので、敷地造成と建築の総合した
設計が求められます。
少し見えにくいですが、擁壁の出隅には面木を型枠に打ち、45°の面取りを
するのも抜かりなくすることになります。
逆に、背面の土圧を受ける接地面が50cm以下のブロックなどの土留めや、
50cm以上でも、宅造工事の対象でない中空の人工地盤など、必ずしも擁壁でない
構造物も駆使して、設計します。
住宅は土地選びから、建物の企画設計と総合した提案をすることになりますので、
土地探しからご相談を承っています。