桜井市のY様、棟上げをさせていただきました。
奈良県桜井市で上質な注文住宅を、工務店直接契約で建てています。
このたび、Y様の家の棟上げをさせていただきました。
前日までにコンクリートの基礎の上に土台を伏せ、1階の床合板を敷きつめ、
建物の外部になる部分に足場を、棟上げに先行で施工します。
鉄骨建築とは異なり、木造住宅は足場を先行で施工します。
柱や梁などの木材は、予め施工図上でチェックしており、3次元の工作機械で
緻密に加工されていますので、現場では気持ちの良いほど正確に組上がります。
昼過ぎにはほぼ組上がりました。
しかし、ここから、ランドマークの家は時間がかかります。
屋根下地の野地板より先に、垂木(たるき)という下地材に厚いアルミシートを
貼ります。
さらにその上に2段目の垂木を設け、その上に野地板を貼り、2段目の垂木を
利用して、空気槽を設け、屋根と外壁のアルミシートが反射した熱気を屋根の
上の棟換気口に排出することになります。
アルミシートは、太陽光の熱を95%反射する特許工法です。
このように垂木を利用した空気槽が断熱に脅威の威力を発揮します。
屋根裏から見上げますと、このように遮熱するアルミシートが見えます。
さらに、このアルミシートの内面に、硬質で高価な30倍発泡のウレタ断熱材を
吹付することになります。
次に、耐力壁としてのノボパンを貼りました。
窓の開口は後日になります。
2階の床では、このように段差がありますが、これは工事用の仮設の床で、
ここは大きな吹抜けになります。
今日は現場が大きく動きましたが、全てが施主様のY様や、工務店、設計者が
入念に打合せてきた成果になります。