丁寧に創る家が、お得な価格の家になるのは・・・
奈良県で一戸建て住宅を丁寧につくるランドマークですが、
お得な価格で注文住宅ができるのは、工務店への直接の契約だからです。
ただただ安さを求める家ではありません。
むしろ、ランドマークの家造りを担う大工さんをはじめ、職人さんの日当は高い中
、
お得な家になるのは、
丁寧な家造りをする、注文住宅の家造りの体制ながら、
営業マンがいなく、住宅会社の経費がかからない、工務店の家だからです。
これができるのは、建築士の会社との想いです。
設計事務所としては、ごく普通の、ご安心いただける業務をしているだけですが、
有能な工務店の協力や、資材メーカー、大きな建材店、総合商社、銀行、
司法書士、土地家屋調査士など、
多くのプロ集団が結集した大掛かりなしくみは、
関西でも全国でも少ない、稀有な存在になります。
弊社には、プラン集がありません。
一つ一つ丁寧に、ご希望をお伺いし、それぞれのお客様に最適なプランを
ご提案し、融資を含む企画をしています。
最近は、住宅会社のシステム化が進み、建築のプロでなくても家ができるように、
マニュアル化されてきました。
ランドマークの会社の規模を大きくする場合は、プロでなくても売れるプラン集や
商品化をすることになるべきですが、
建築士の私自身がすべての業務を統括し、直接する体制が、お客様にとって
ご満足の家づくりとの確信をもち、マニュアル化をせず、人も入れずにじっくりと
家づくりをしています。
建築士が、お客様とご一緒の家造りが一番との確信を持って。
例えますと、自動車の修理の職人のことです。
過去は、3年で新車を乗り換えていましたが、
今は、中古車をオークションで買い、街の自動車工場でメンテナンスしています。
そこで思いましたが、
自動車ディーラーでは、修理を依頼しますと、悪い部分を交換して、完全な物を
引渡していただけます。
そうです、「修理」はしなく、交換をするのです。
メーカーとしては、そうするべきです。
新品の部品に交換することで、保証書も出して、安心を提供します。
しかし、これが進むと、究極は修理ができない人ばかりになります。
部品を加工したり、分解したり、修理するところをあまり見なくなりました。
最近は。
町の修理工場はまだそれをします。
私たちの家づくりは、一からの家づくりができる職人集団に、
品質の良い家づくりを担っていただくことです。
家の棟上げは、大工さんの大きな仕事の成果になりますが、
昔は、みんな、大工さんが柱や梁に自分で墨を入れて、仕口などを加工し、
刻んでいて、その結果、棟上げをしました。
ちゃんと立つか緊張の瞬間です。
現場で、棟上げが完全にできるのは、感慨ひとしおになります。
現在は、多くは材木店と、CADの図面上での打ち合わせをしっかりしますと、
現場に搬入された材木を、その番号どうりに組み、カケヤで叩き込みをしますと、
家の形ができます。
そうです、だんだん、大工さんの熟練度を求めないでできるようになってきました。
ランドマークの家づくりを担う職人さんは、注文住宅の職人として、
工賃は高いのですが、直接の契約で、お得になる、この仕組みを理解いただき、
施主様にご満足いただける家造りをめざしています。
今は、ほぼ必要がなくなった、墨さしをする材木を使った家造りができる
職人集団です。
話は飛びますが、鉄道好きの私の関心事をご披露しますと、
鉄道では、そのような職人気質の高い会社の一つが京浜急行電鉄(京急)です。
鉄道の第一に守ることは安全と、定時運行です。
新幹線も、在来線も信号保安設備は自動化され、操作を誤っても安全側に
働くフェイルセーフ機能がバックアップしていて、事故が起こりえないようになって
います。
その設備で、ポイントの切り替えも自動化され、過密運転も定時運行もできる、
世界に誇るシステムで運行されています。
京急は、超過密運行ながら、ポイント操作を自動化せず、手動で切り替えを常時
しています。
そのため、地震や雨、事故などで、支障が出た際の回復が、きわめて早いという
離れ業ができて、京急の回復の速さの評価は知る人ぞ知るです。
多くの鉄道会社は、支障時には、まず止めることになり、次に動きだすまで、
点検、ダイヤの組直し、指示連絡など、すべてがそろわないと動かしません。
失敗や事故をしないためには、正しいことではあります。
むやみに動かすと、混乱や事故の原因になります。
(京都で事故が起きて、西明石の電車が動けないように、連鎖しますので、
一斉に動く体制を待ちます)
しかし、京急は、普段から手動でポイントの操作をしてますから、すぐに回復の
方向で動きます。
そのため、快特が途中で普通に変更になったり、行先が変更になったり、
打ち切りで折り返しになったり、瞬間の判断でして、まず、動ける列車を
とにかく動かし、回復させます。
これが、有名な、京急の「逝っとけダイヤ」です。
自由に「逝っとけダイヤ」で恢復運転できるのは、普段から、自動にせず、
手動で大量のポイント操作を的確に、人がしていたスキルがあるからで、
担当者の熟練度は、この平素からの、あえて手動運転にするこだわりからに
なります。
(京急では、「逝っとけ宣言」が出ますと、目的地や種別が変わることがあると、
乗客に車内放送をするとともに、運転士や車掌も、次はどうなるか判らないながら、
カメレオンのように変わる指示に従い、とにかく目先の指示の目標どうり走りだし、
乗客を次々と運びます・・・これは大きなJRにはできません)
家に例えるのは、かなり無理がありますが、
注文住宅ができる大工さんをはじめ、熟練度が高い職人を確保するため、
ただただ、職人の工賃をたたくのではなく、一緒の家づくりとして、
大工さんとお客様と直接の契約をしてるからで、それができるのは、
建築士の会社の特徴との想いがあります。
さらに、ついでに、鉄道マンとしての、感銘を覚える京急のこだわりを
ご披露したいのですが、京急の電車の編成の特徴です。
電車はモーターで動いていますが、そのモーターのある「電動車」と、
モーターのない「付随車」が編成を組んでいます。
この編成で、京急がするのが、必ず、先頭車を電動車にすることです。
これは、踏切などで衝突した際に、先頭車が軽いと、脱線転覆などの
大事故になりますので、モーターのある重い電動車を編成の先頭に必ず
連結するのです。
私たちの建築会社や、京急のような鉄道会社以外にも、多くの職場での共通の
課題は、有能な職人の確保です。
マニュアル化は、工業製品を売る会社の品質確保のために必要なことですが、
こと住宅会社としては、手作業の確実にできる、能力の高い大工さんとの家
づくりをこだわる、ランドマークの家造りは、常に手動でのポイント操作に
こだわる京急の想いと通ずる面があるように思います。