橿原市のH様、杭工事をしました
奈良県橿原市で注文住宅の家づくりをするランドマークです。
このたび、橿原市でH様の基礎工事前に、地盤補強として、湿式柱状改良杭の
工事をさせていただきました。
きれいな分譲地で、まったいらの敷地ですが、建物を支える地盤の支持層は
深いことが地盤調査で分かりましたので、6m余の杭を施工することになり
ました。
当初の事業計画では杭工事費をある程度の深さで見込んでいます。
正確には、着工前の調査結果により、精算になります。
600㎜φ穴を掘り、その先端のキリを逆回転しながら固化材を充填して、
現場打ちのコンクリート杭にします。
コンクリートを「打つ」という表現ですが、ガンガンと叩くわけではなく、
流し込むような感じになります。
コンクリートは、水と反応して、「水和反応」で硬化しますので、この地盤の中で
徐々に固まり、堅固な杭体を形成します。
乾燥して固まるのではありません。
杭頭は基礎に当たる部分を所定の高さになるように、杭打ちをしながら、
整形をします。
大きなビルのプレキャスト鉄筋コンクリート杭の場合に杭頭処理をして、
杭頭の高さを整形する
のと同様になります。
600㎜φの杭を910から1820の間隔で打ちますので、一見して非常に多量の
杭が並ぶような形になります。
20年以上前は、このような杭はあまり使わないで家づくりをしていましたが、
今や杭が主流になり、地震でも建物が地盤の支持層に確実に乗ってますから、
安心ですが、
将来、建て替えの際には、地盤に大量の杭体があり、平成の遺跡になるように
思います。
50年、100年の将来はそれを解決する方法が確立されるものでしょう。