住宅ローンのプチ知識
家をお建てになる資金は、
自己資金でできれば、楽なんですが、多額の建築費ですから、
銀行等のローンが必要になる場合がほとんどです。
住宅ローンご利用のプチ知識を、列記させていただきますので、家づくりの参考に
していただければ幸いです。
(1)ローンの審査基準の一つは、返済比率。
つまり、収入額と、月々のローン返済額の割合で、収入が多いほど、審査が通りやすく
なります。・・・「返済比率」
特に、自営業者の方ですが、サラリーマンと異なり、多くは、毎年の決算の際に、収入を
抑え、課税額が低くなる工夫をされると思います(合法に)。
しかし、いざ、住宅ローンを申し込むとなると、そのことが原因で、融資が通らなくなる
なったり、減額になる場合があります。
家づくりを計画される場合は、3年以上前から、徐々に準備をする必要があります
(1年で良い場合もありますが)
(2)セカンドハウスは融資できない
住む家は1つという原則があり(住宅ローンの考え)、現に家をお持ちの方は、
新たな住宅ローンを受けられません。
・・・住み替えの場合です。
今、家をお持ちで(分譲マンションでも)、弊社のような注文住宅をお建てになる場合。
一時期、家が2つになる時期があります。・・・この時期が問題です。
普通に、「住み替え」はあるべきですが、住宅ローンの仕組み上は一般的に、それは、
認められていません。
この場合は、
銀行によっては、住み替えの事情を考慮し対応する場合もあり、特に、銀行の子会社
の保証会社を利用するなどの方法がとれる場合があります。
また、ある金融会社ですが、一時期の二重ローンを容認し、家の完成後、速やかに、
前の家を売る条件を付けて、融資をするところもあります。これがOKになりますと、二重
ローンの時期の返済は厳しいですが、「返済比率」は二重ローンでなく、前の家が売れた
場合の返済比率で計算となります。
(3)ご収入が少ない場合
一般に、収入(源泉徴収票の金額)は、400万円を超えると、審査基準がぐっと良くなり
ます。・・・返済比率やなど。
逆にたとえば、収入が250万円だったら、金額にもよりますが、普通は住宅ローンは
困難です。
ところが、その際に利用できる金融機関Fがあり、
親が子供の家を建てる(建前)ことにすると、親子の収入が合算されます。
(普通は、銀行では合算できません)
仮にお母さんが収入があり、200万円だったとすると、合計が450万円になり、その
金融機関Fでは、理論上3800万円ほどの融資が(天で)可能です。
実際は、返済ができるかどうか、見極める必要がありますが。
さらに、この金融機関Fですと、そのお母さんが、住宅ローンを抱えていて、二重ローン
になってもできます。
ケースバイケースで、単純ではありません。
このプチ情報の組み立てだけでは、できない場合がありますので、
具体的に、お客様にあったご提案をしています。
このような、注意点があることだけ、ご理解下さい。