■■【今回のご質問にお答えのコーナー】■■ まさかの「水で走る自動車」って本当?

こんにちは!

今回も、お悩みにお応えしていきます!

奈良で注文住宅をご検討の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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まさかの「水で走る自動車」って本当?

最近ネットで話題になっているのが「水をその場で分解して水素をつくり、車を走らせる

という衝撃的な技術。

荒唐無稽な!!

実際には、トヨタが公開しているのは――

■ 既に市販されている燃料電池車(FCEV)ミライのように「外部で製造した水素を燃料にする」仕組み

■ 水素エンジン/水素燃料電池の高効率化や冷却システムに関する先進技術

という “水素” を軸とした正統派のカーボンニュートラル路線 が中心です。

一方で、2000年代以降「水そのものを車内で分解して走る」というベンチャーの発表も

度々ありましたが、実用化に至った例はありません。

つまり「水をタンクに入れれば永久に走る車」というのは現時点では夢物語。

ただし オンボード(車載)電解装置の小型高効率化 を目指す研究が進んでいるのも事実です


「水→水素→走行」の仕組みをざっくり整理

  1. 電解(水の分解) – 電気エネルギーを用いてH2とO2を取り出す

  2. 水素貯蔵 or 直送 – 高圧タンクに貯めるか、そのままスタックへ

  3. 燃料電池 or 水素エンジン – H2を電気or熱エネルギーに変換しエンジンで走行

ポイントは「①の電解に要する電力を車内でどうやって確保するか」。

ここを外部電源に頼らず自立させる実用的システムは、まだ確立されていません。

逆に外部で電解して水素だけを補給する FCEV は既に量産段階にあります。


“永久機関じゃない”けれど夢はある

「車内で水を分解して走る」発想は学術的に不可能とのエネルギー保存則に反しないものの、

大量の電気をどこかが供給しなければなりません。

省エネインバーターや次世代固体電池、太陽光パネルとの組み合わせなど、

技術的な“積み木”はそろいつつありますが、今はまだ実証・試験段階。

過去には“水燃料”をうたう装置が詐欺認定された歴史もあります。


EV・ハイブリッドと並ぶ「第3の道」?

トヨタは プリウスで確立したハイブリッドミライなどのFCEV

→ そして 水素エンジン という多面的アプローチでカーボンニュートラルを狙っています。

水から直接水素をつくれれば、給水インフラは世界中にあるわけで、

エネルギー安全保障の切り札になる可能性も。

まだ「SF」のようですが、技術の先進性を語るうえで無視できません。


住宅業界も同じ―技術は“お金を掛ければできる”だけじゃない

クルマも住宅も、「高性能=コスト増」という単純図式を超える設計力が大切。

◆断熱・耐震は“標準装備”の時代へ

ランドマーク建築事務所では、

  • 特許取得の遮熱工法で夏の冷房負荷を削減

  • 減震ベース工法で地震エネルギーを吸収
    を標準仕様化し、「性能はオプション」ではなく「暮らしの前提」としてご提案しています。

◆技術の選定こそがプロの仕事

車でいえば「水燃料か水素かEVか」を見極めるのと同じく、

家づくりでも「どの構造・どの断熱材・どの換気システムが本当に合理的か」をプロの視点で取捨選択。

結果として コストと快適性のベストバランス を実現します。

もしかすると、将来は、水道をつなぐだけの家庭小型発電ができるかも。


まとめ

  1. “水だけで走る車”は研究段階。トヨタが強化しているのはまず水素エンジン/FCEV。

  2. エネルギーは「作る→貯める→使う」トータル設計が要。住宅も同様に全体最適が重要。

  3. ランドマーク建築事務所は技術者視点で“真に意味ある性能”を標準化し、ご家族の暮らしに寄り添います。

  4. 国の基準でCO2削減で価格の高い家を造るのが良いのか。弊社は提言をしています。

次回の【ご質問にお答えのコーナー】でも、

皆さまのお悩みを解決するためのたくさんのヒントをご紹介していきます。

ぜひ、皆さまのご質問をお寄せください!

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