家は女性名詞・・・宮脇檀(みやわきまゆみ)さん
奈良県で家づくりをするランドマークです。
昭和の名建築家のひとり、宮脇檀さんは、「家は女性名詞」と言い放っていました。
女性は体の特徴からも、袋であり、夫、子供をその中で包み込むもの、
そして家は、その女性の袋の象徴で、家は女性そのものであると。
「家は女性名詞」。
家づくりをし、私がクライアント(施主様)と打合せする際にいつも思います。
一般的に、女性は、家の内部の収納や、子供がどこに居るか、
旦那さんはその私を理解してるかに関心はありますが、
奥さんは、家の外観や、大きさ、色、偉そうか、はあまり興味が薄いです。
このような立派な外観は、旦那さんを満足させるもので、
奥さんは、その旦那さんのそばにいることぐらいで、外観は特に要望は
ありませんが、旦那さんが好きな家で良いようです。
でも、LDKでは、奥さんは、ご自身が家のまん中で、旦那さん、お子さんの中心に
位置することは、一番関心の高いことになります。
よく、女性は直感が良く、男性は鈍くて奥さんを理解してくれないなどと
言われますが、まさにそのとうりで、
LDKの一角に赤ちゃんを寝かせて家事をして、赤ちゃんが泣いたとき、
「おなかがすいた」のか、「眠たい」のか、「ウンチをした」のか、
お母さんは顔色を見ただけで、すぐにわかりますし、
目隠ししても、鳴き声だけで、自分の子供か他人の子供かを探しあてます。
これは、男性には、まず真似ができません。
そのため、奥さんは、家の中央にいてほしいのです。
特に、左右の脳の連絡通路の脳梁は、女性のほうが圧倒的に太くて、
思考以外の、「感覚」の情報伝達が優れています。
逆に、男性は、感覚はまったく鈍くだめですが、理詰めで動きます。
嫌いになっても、論理的に理解できますと、また行動します。
女性は、いったん嫌いになった人は、もう2度と無理無理なようです。
また、旦那さんは、大きなこと、偉そうなこと、太いこと、強いことを外に向かって
披露することが、とても大事で大好きなことになります。
家の外観は、男そのものです、人生で、お父さんやお爺さんもできなかった
立派な家を造りだします。
奥さんは、このような、LDK一体の間や、
家族の真ん中のキッチンが、安定した居場所になります。
奥さんには、このような、収納がいっぱいなのも大切なことで、
旦那さんの居場所、「家族のいない書斎」はその一角に、やっと認めて
いただけます。
この、大きな4帖の収納の一角にも、やっと、旦那さんの居場所を認めてもらえ
そうです。「書斎」の名目で。
上手くいくと、ロフトという逃げ場所が、男性の居場所になります。
でも、その書斎に、難しい本が大量に並んだ家はあまり見たことが
ありません。 (^^♪
書斎でなく、自身だけの、静かな部屋が必要なんです。
このような、続き間は、農家や、本家など、家族以外の人の居場所として、
今でも、必要な部屋になりますが、女性(奥さん)の興味のある部屋ではない
かもしれません。
いろいろな家族様に必要な家は、それぞれ違います。
また、生まれ育った人生の中で、先入観にも、支配されます。
ランドマークには、大手住宅メーカーのようなプラン集は用意していません。
同じ面積、同じ予算、同じ家族構成でも、できるプラン、必要なプランは
まったく同じものはないからです。
ひととひとつ、丁寧に家づくりをし、価格と安心の価値を提供できるのは、
長年の経験を活かせる建築士が、信頼できる、実績のある、厳選した工務店と
直接契約する仕組みを創ったからです。