■■【今回のご質問にお答えのコーナー】■■ 太陽光パネルは本当に得なのか?知らないと損する再エネの現実

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太陽光パネルは本当に得なのか?知らないと損する再エネの現実

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こんにちは、ランドマークです。

近年、太陽光パネルを導入する家庭が増えていますが、

実際に「本当に得をするのか?」という疑問を持つ方も少なくありません。

テレビやインターネットで「太陽光を設置すれば電気代が大幅に削減できる」

「発電した電気を売れば利益を得られる」といった広告を目にすることが多いですが、

これらの期待が必ずしも現実に即しているかは慎重に考える必要があります。

実際、太陽光パネルの導入を検討する際には、発電量や売電収入、初期投資費用に加えて、

メンテナンス費用や将来のパネル処分コストについても把握しておくことが大切です。

今回は、太陽光パネルの本当の姿をしっかりと見極め、再エネの現実を皆さまと共有したいと思います。


■ 太陽光パネル導入の誤解:売電収入と期待は現実的か?

太陽光パネルを導入すると、発電した電気を売電することができます。

しかし、ここで大事なのは「売電価格が年々下がっている」という事実です。

かつては、売電価格が40円/kWhを超えることもあり、

「太陽光パネルを設置すれば大きな利益を得られる」と考える人も多かったのですが、

現在ではその価格は10円〜15円/kWh程度にまで低下しています。

この低価格で発電した電力を売るだけでは、十分な収益を得ることは難しくなっています。

特に、発電した電力を売る場合、昼間に外出している家庭では、家庭内で使用する機会が少なく、

その分電力を売却することになります。

しかし、電力消費の大部分が夜間であり、昼間に発電した分が無駄になってしまうことが多いのです。

そのため、「売電収入が期待できる」と安易に考えて導入するのは、

実際にはあまり現実的ではありません。


■ 自家消費がカギ:電力を自分で使う「自家消費率」の重要性

太陽光パネルを導入する際の重要な要素は、「自家消費率」です。

発電した電気をできるだけ家庭内で使うことで、電力会社からの電気購入を減らし、

電気代の節約が実現します。

自家消費を最大化するためには、昼間に家を留守にしている家庭でも、

蓄電池を活用して電力を貯めておき、夜間に消費することが効果的です。

蓄電池の導入は初期投資がかかりますが、長期的には電気代の削減に大いに貢献します。

また、自家消費率が高い家庭では、電力の無駄が少なく、

太陽光パネルの導入によるメリットを最大化できますが、

逆に自家消費が少ない家庭では、導入のコストに見合う効果を得ることが難しい場合があります。


■ ランドマークのアプローチ:本当に必要か?

ランドマークでは、太陽光パネルの導入を一律にオススメすることはありません。

私たちは、まずその家の省エネ性能を見直し、

太陽光を導入する前に家のエネルギー効率を最大化する方法を提案しています。

私たちの家づくりでは、

・高い断熱性能

・特許のアルミ遮熱工法

・気密性を高める設計

これらの省エネ対策をしっかりと施すことによって、エネルギーの使用を抑え、

結果的に光熱費を削減することが可能です。

さらに、省エネ性能の高い家に太陽光を導入すれば、その効果が倍増しますが、

逆に省エネが不十分な家では、期待したほどの電力削減が実現できない可能性が高くなります。

そのため、私たちはお客様の住まいにとって「本当に必要か?」

をしっかりと見極めた上で、最適な提案を行っています。


■ 太陽光パネルのメンテナンスと将来の処分コスト

太陽光パネルは設置したからといって、永久に使い続けられるわけではありません。

パネル自体の寿命は約25〜30年と言われていますが、

長期間使用する中で、定期的なメンテナンスが必要です。

パネルの汚れや劣化を放置しておくと、発電効率が低下し、

予想よりも少ない電力しか得られなくなります。

そのため、パネルのメンテナンスや点検は欠かせません。

さらに、太陽光パネルの将来的な処分方法についても考えておくべきです。

現在、太陽光パネルの処分方法については、リサイクルが進んでいますが、

処分にかかるコストはまだ確立されていない部分もあります。

パネルを処分する際には、処分費用がかかることも考慮しておくべきです。

将来的に、設置したパネルの「廃棄費用」や「リサイクル費用」を

負担しなければならない可能性もあるため、その点を見越した計画が必要です。

現在のところ、これらの処分に関する明確な法整備が進んでいないため、

将来のコストに対して十分に備えておくことが大切です。


■再エネ導入の判断は慎重に

太陽光パネルの導入が「得」をするかどうかは、家庭の状況や家の性能によって大きく異なります。

単に「売電収入で儲けられる」といった期待だけで導入を決めるのではなく、

まずは自家消費率を上げる方法を考え、発電した電力を効率的に使用できるかどうかを見極めることが重要です。

また、太陽光パネルの設置は長期的な投資ですので、

メンテナンスや将来の処分費用についてもしっかりと考慮しなければなりません。

「得をするために」と考えて導入する場合でも、その効果やコストをトータルで見極めた上で、

慎重に判断することをおすすめします。

ランドマークでは、太陽光パネルを導入するかどうかに関して、

家のエネルギー効率やお客様のライフスタイルに合わせた最適なアドバイスを行っています。

再エネの導入を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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次回の【ご質問にお答えのコーナー】でも、

皆さまのお悩みを解決するためのたくさんのヒントをご紹介していきます。

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