デフレは敵です
今、未曾有のデフレスパイラルの渦中です。
今日よりも明日、明日より明後日の物価が下がり、消費者にはとても良い状態のようにも思え、100円ショップでもこんなものがと思えるものが、本当に100円でありがたいです。
弊社でも、書類のリングファイルを今まで文具店で398円で買ってましたが、今は100円で購入しています。
これが本当に良いのでしょうか?逆にサラリーマンは給料の引き下げ、ボーナスのカットで、正社員でも解雇せねばなりません。
以前、デフレを説明するニュースで、とてもうれしいと発言していたアナウンサーがおられましたが、「一般の方々の認識はそんなものだな・・・・」と感じました。
今、この厳しい結果を実感してるのは私だけではないと思います。
そこで、アパートのような収益物件への投資家について置き換えますと。収益物件に投資される方は、自己資金があっても、現金で建てる方は殆どみません。
お金があっても借入金で建築をされます。
でも、30年など長期のローンを抱えると、返済原資の家賃が下がると返済が困難になります。
端的に言いますと、
「高く仕入れして、安く売る」ということになります。
逆に、インフレであれば、
「安く仕入れて、高く売る」ことになります。自然と。
変動金利は金利の低いときは固定金利より低く、高いときは固定金利より高くなります。 5年や10年固定など、途中で固定から変動金利に変更できるローンがあり、悩ましいところです。
現在の低金利では、変動金利にして、将来、金利が上昇する際は固定金利に切り替えるとの判断は理にかなってますが、実際にはなかなかそのとおりには出来ません。
株や投資信託などに投資経験のある方は経験が多いでしょうが、価格の変化は相当変わってからでないと判りません。売り買い両だての両やられがあります。
つまり、金利は常に変動します。上昇局面でも、中長期の金利の上昇波動は相当上がってからでないと判りません。
ということはどうすると良いか・・・?ギリギリいっぱいの経営試算をしてはならないのです。
住宅会社が薦めるのは、今、ギリギリいっぱい、出来る限り大きいもの・・・「戸数を多く」と以前に説明しましたが、ここにオーナーとなる方と住宅会社の立場に違いがあるのです。
しかしアパート建築を否定しているわけではありません。
現金比率を50%など高くするととても投資効果があり、アパートなどの投資はとても有意義で、税効果もあります。そのバランスが大切ですね。
決して住宅会社のアパートセミナーの説明を鵜呑みにしてはなりません。第三者の意見をよく聞きましょう。
設計事務所がオーナー側である意義はここにもあります。
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・・・建築士を味方にすると、本当にあなたのためになる
後追いの営業はしません。 ご安心下さい。
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