耐震偽装の解決・・・・本当に、なったのでしょうか?
一般の皆様には理解しにくい話ですが、今の、建築業界の悩み。建築確認申請がとても厄介。
千葉県のA一級建築士が横着し、構造設計した耐震偽装がマスコミの集中砲火を浴びました。
この解決策として、国がとんでもない法・政令改正(悪)をして、昨今の建設不況の一因を作ったよう
に考えられます。
・・今まで、建築確認申請という建築に際する手続きは簡単でした。
確認申請の途中で変更や訂正(単純ミスを含む)はありうるのですが、
一切の訂正を認めず、受付後の訂正は、取り下げ・再申請することになったのです。
つまり、訂正印で修正した建築確認済証は存在しないから、偽装は発生しないはずだと。
もっと、私たち建築士を信頼し、責任を持たせていただきたいです。
また、申請添付資料が異常に多くなりました。
殆ど、落語の”ぜんざい公社”に近く、笑います。
法改正の理由は、問題の発生は、建築士が悪く、国は悪くないということにしたいからです。
この、数十枚あるいは数百枚の申請書類に一点の訂正印も発生しないために、全国の建築士数
十万人が翻弄され、手続きの手間が上がりました。
許可の見込みがたたない為、建築工事が遅れ、分譲マンションの販売計画がたてられなく
で倒産する建築会社も激増しました。
書類の訂正が無いと聞くと、”良い事“と思われ、国民には、なかなか声が届きません。
消費者は、結果的にその上昇したコストを負担することになります。
これが、私たち実務に携わってる者の実感です。
政治の話ではありませんが。
ごく少ない、官僚の立場を守る(偽装のこと)ために、圧倒的多数の国民が大変なお金と時間の
浪費をさせられてい ると見てもいいぐらいです。
建築にかかわらず、本質でないほうに関心を誘導されることがあるに気づきました。
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