大工小屋で棟梁が木材を刻んでます(伊賀市M様邸)

先にもお伝えしましたが、今は柱や梁という木材は、殆ど機械で自動で刻まれます。

予めコンピューターのCADで材木の設計し、そのとうりに木材を刻みます。

設計とその確認が正しければ、現場ではピッタリと組み上がります。これをプレカットと言い、90%以上はこのように加工します。

しかし、昔ながらの大工さんの刻みも良いもので、柱と梁を汲む際の接続部分を「継ぎ手」や「仕口」と言いますが、大工さんそれぞれの工夫が出来ます。

今は、このキザミが出来ず、建物の上棟がまともにできない大工さんが多くなりました。

棟梁の話ですから間違いありません。

言い方を変えると、上棟までの木材のキザミをしないということは、大工から、内側の壁や建具をする内装屋さんが分化してきているということなんでしょう。

 
大工小屋00.JPG古いお寺を修復した際に複雑な仕口をして、パズルのような組み方をしてる例
を見ることがあり、TVでも紹介されることがあります。

この家でも、ところどころ「セン」を使うなど、プレカットではしないような複雑な「仕口」の技を使ってます。

 


山の大工小屋01.JPGここは、山深い大工小屋ですが、こんな家づくりもランドマークでは出来ます。

価格が安いだけが今の家づくりではありません。

良い物は今の時代でもあります。

ゼネコン(総合建設業者)の正統派の家づくりや、大工(棟梁)との伝統の家づくりなど、ランドマークの家づくりの引き出しはたくさんあります。

ポイントは、信頼していただけましたら、住宅メーカーの無駄な広告費などの経費まで買わないで、良い家が出来るのです。

仮に35坪で、大手住宅メーカーと同じ家が500万円でも安くなれば、その分、いいろなことができますね。

太陽光発電、ホームエレベーター、床暖房、広い家・・・・・

 
基礎養生01.JPG片や現場では基礎が出来つつあります。

ブルーシートがかかってますが、凍結を防止する為です。

コンクリートが硬化するのは、水分を乾かしているのではありません。

水和反応と言いまして、コンクリートは水と反応して硬化するのです。

逆に水が凍るといつまで経っても、水が乾いてもコンクリートは固まりません。

その為のシートですが、ここのように寒い現場では、場合によれば、「ジェットヒーター」を使ってまで、コンクリートの温度を下げないようにしたり、温度補正と言いまして、セメント量を増やします。

基礎工事会社の心遣いですね。ただ安いだけの家は要注意です。

価格が下がる仕組みを持った設計事務所と、良い業者が造る家づくりの組み合わせ、これがランドマークの家づくりのミソです。

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