ヒノキの床材用の自然塗料、テストしました。
奈良県で一戸建て住宅を建てるランドマークです。
住宅造りでは、ご予算を確保し、いろいろなオプションのをご提案する
ようにしています。
床材としてお薦めは天然ヒノキ。
冬に裸足で歩いても温かく、肌に優しいヒノキはお薦め。
しかし、天然ヒノキの大敵は醤油などの液体や日焼け。
そこでお薦めは、自然塗料のプラネットカラー。
ドイツのクライデツァイト社との共同開発の自然塗料のプラネットカラー。
自然素材のキメを残しながら、表面を保護する塗料で定評のある塗料。
一般的な塗装方法はオイルステインや蜜蝋があります。
色付けだけですと、オイルステインで良いですが、醤油をこぼすと浸みこみ
取れません。これの為にウレタン・クリア塗料を塗ることが多いですが、
塗膜が残り、せっかくの自然素材の床の意味がありません。
蜜蝋は昔からの馴染みの塗料ですが、床材の色が濃くなり、水がしみこんだ色に
なるなど、なかなか適する塗料ではありません。
プラネットカラーは、100%植物油と植物性ワックスを使用した塗料。
この材料の為、天然ヒノキのような素材の肌理(キメ)も残し、
ツルツルした表面保護もない、天然材の価値を残す塗料です。
この塗料が、醤油をこぼした場合の性能をテストしました。
このヒノキ板の右半分に、プラネットカラーを塗装します。
これって、塗ってますが、色が見えませんね。
しかし、しっかりと塗れています。
ここに醤油を一滴。
しばらくおいてふき取りましたら、このように。
左がヒノキの素材ですが、右のプラネットカラーを塗ったところは
全く醤油が浸み込んでいません。
さらに、ヒノキのざらざらの温かい素材感はそのままです。
実験でその効果は証明出来ました。
この自然塗料は、あめ色や緑や青などいろいろな着色も可能ですが、
ヒノキの床の白い上品な色には、クリア色が使えます。
クリア色は若干あめ色に近い茶系の色が付きますので、
実は、この実験にはクリア色に他の色を混ぜています。
この為、ヒノキの白い色に近く、ほぼ塗装したことが判らず、
醤油にも強く色が付かない塗装になりました。
この度のヒノキでなく、着色をしたい場合は、様々な色もあり、
これは使える塗料だなと確信しました。
この自然塗料は近く塗る現場があります。
このようなことがいろいろと出来るのは、注文住宅の醍醐味です。