■■【今回のご質問にお答えのコーナー】■■ 「住まいの快適性は数値より“設計センス”で決まる」
こんにちは!
今回も、お悩みにお応えしていきます!
奈良で注文住宅をご検討の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
★★★★★
🏡「住まいの快適性は数値より“設計センス”で決まる」
近年、住宅性能に関するキーワードとして、
「UA値(断熱性能)」や「C値(気密性能)」といった数値が広く認知されるようになりました。
これらは、確かに快適な住まいづくりには欠かせない“基礎体力”のようなものです。
ですが――
それだけで「心地よい暮らし」が手に入るかといえば、答えはNO。
実際に家を建てたお客様の声を聞いていると、
「窓の位置がちょっと違っていたら…」
「風通しはいいけど、なんだか落ち着かない」
「なんか“ぴたっと来る感じ”がなかった」
――というような、“感覚的な不満”が後から出てくるケースもあるのです。
その違和感の正体こそが、
“設計センス”の差。
つまり、どんなに数値上は高性能でも、
暮らしの肌感覚に合っていなければ、本当の「快適」にはつながらないのです。
✅ 数値では測れない“住み心地”がある
たとえば、同じ断熱性能の家が2軒あったとしても、
A邸は朝から陽がよく入り、午後も明るく風が抜けて心地よい。
B邸は冷暖房は効くけど、日中でもどこか薄暗く、風の流れも感じにくい――。
この違いは何か?
それは、「光と風をどう“設計”で取り入れているか」によるのです。
家というのは、単なる箱ではありません。
光、風、視線、音、そして動線。
これらすべてを“体験の流れ”として設計することで、はじめて快適な空間が生まれます。
言いかえれば、家の性能とは、
「数値 × 設計センス」= 住み心地 なのです。
🌿 暮らしを豊かにする“設計センス”の実例
1.窓の配置は“景色”を切り取る技術
単に「南向きに大きな窓を設ける」のではなく、
隣家の窓との関係、視線の抜け、季節ごとの太陽高度まで読み解き、
「この場所からこの角度で見える風景は美しい」と考えられた窓には、
まるで額縁に入った絵画のような存在感があります。
窓は採光と通風のためだけでなく、
**“暮らしの中に自然を取り込む装置”**にもなるのです。
2.生活動線は“無意識の快適”を設計すること
キッチンから洗濯機、物干し、収納までの動線。
お風呂と寝室、トイレとリビング、来客と家族の動きの分離…。
こうした動線設計は、住んでからの「小さなストレス」を激減させます。
設計センスのある住まいは、
「何も考えずに自然と体が動く」ような流れをつくりだします。
3.余白の設計が、暮らしの質を変える
機能的な間取りばかりを追いすぎると、家は“窮屈”になります。
1帖分の余白でも、そこにベンチを置いて本を読める場所にしたり、
季節の花を飾る飾り棚にしたり――
「余白のある設計」は、暮らしに“呼吸”を与えるのです。
ランドマークでは、お客様の暮らし方や趣味、家族構成に合わせて
この“遊び”の設計を大切にしています。
🏠 ランドマークは「数値」と「感性」のバランスを重視します
もちろん、断熱・遮熱・制震などのハード性能は標準仕様としてしっかり担保。
そのうえで、建築士が直接お客様と対話しながら、
“五感で心地よい設計”を細部にまで反映させていきます。
-
南面の窓を、朝日を活かす高さと角度に
-
土間や吹き抜けを、冷暖房と調和させながらアクセントに
-
天井の高さを変化させ、視覚の奥行きを演出
-
雨の日の動線、夏の風の抜け方までイメージして設計
そのすべてに、数字では表せない「住まいの表情」が宿ります。
🗣 森下建築士よりひとこと
快適な家とは、「高性能な箱」ではなく「心地よく過ごせる器」です。
それをかたちにするのは、設計者の“想像力と感性”だと私は考えています。数字に強いだけの設計ではなく、
人にやさしく、家族に寄り添うデザインをご提案いたします。
次回の【ご質問にお答えのコーナー】でも、
皆さまのお悩みを解決するためのたくさんのヒントをご紹介していきます。
ぜひ、皆さまのご質問をお寄せください!
↓ ↓ ↓