■■【今回のご質問にお答えのコーナー】■■ 今回のテーマ:借入可能額と返済可能額の違いを理解する

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こんにちは!

今回も、お悩みにお応えしていきます!

奈良で注文住宅をご検討の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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💡今回のテーマ:借入可能額と返済可能額の違いを理解する

家づくりを進めるとき、誰もが気になるのが「住宅ローン、いくらまで借りられるの?」という疑問です。

銀行や住宅営業マンから「年収から見て○○万円までは大丈夫ですよ」と言われると、

ついその金額いっぱいまで予算を組みたくなりますよね。

しかし、「借りられる金額」と「返していける金額」はまったくの別物

この違いを理解せずに家づくりを進めてしまうと、

数年後に家計がきつくなり、旅行や教育、老後の安心まで犠牲にしてしまうことがあります。


■ 「借入可能額」は銀行の“計算上の数字”

銀行が教えてくれる「借入可能額」は、あくまで「この人なら返せるだろう」と判断する上限の金額です。

審査の際は、主に次の項目をもとに判断されます。

  • 年収(ボーナスを含む総収入)

  • 勤続年数・職業

  • 他のローン残高(車・カードなど)

  • 年齢と返済期間

これらを総合して「年収の6〜7倍」ほどを上限とするのが一般的です。

たとえば年収500万円なら、3,000万円〜3,500万円の借入が可能というわけです。

しかし、ここに「生活費」や「教育費」「老後資金」といった将来の出費は加味されていません。

つまり、銀行の基準は“貸せるかどうか”であって、“生活が成り立つかどうか”ではないのです。


■ 「返済可能額」は家計と将来を守るための“現実の数字”

一方で「返済可能額」は、あなたの家計の中で無理なく返していける金額です。

ここを正しく設定することで、生活を犠牲にせず、安心して家を持つことができます。

目安としては、手取り月収の20〜25%以内の返済額が理想とされています。

たとえば、手取り30万円のご家庭なら、月々6〜7万円までが“安全圏”です。

ボーナス払いを併用する場合も、全体でこの範囲を超えないようにしましょう。

奥様の立場で考えると、この違いはとても大切です。

子どもの教育費、家族旅行、親の介護、老後の資金……。

家のローンだけで家計が圧迫されてしまえば、将来の選択肢がどんどん狭まってしまいます。

「住宅ローンの返済が終わる頃には、貯金が底をついていた」

――そんな事態を防ぐために、あえて“借入可能額よりも抑えた計画”が必要なのです。


■ ライフプランの視点から考える家計の安心

返済可能額を考える際には、将来の支出カーブを意識しましょう。

一般的に、家を建てた直後は出費が多くても、

子どもの成長とともに教育費が増え、

やがて介護・老後資金が重なっていきます。

つまり、住宅ローンの支払いは「今だけ」の問題ではなく、20年・30年先の生活設計と直結しているのです。

ランドマークでは、お客様一人ひとりの人生設計に寄り添い、

「これからお子さんが中学生になる」「奥様が再就職するかも」など、

リアルな家計シミュレーションを踏まえて、

“無理なく返して幸せに暮らせる”資金計画を立てています。


■ 借入額を抑えても、理想の家はつくれる

「借入額を減らす=理想をあきらめる」ではありません。

むしろ、資金を賢く使う家づくりこそ、設計士の腕の見せどころです。

・広さを求めるより、収納や動線を工夫する

・高価な設備よりも、メンテナンスコストの低い素材を選ぶ

・将来のリフォームや太陽光導入を見越して“柔軟な設計”にしておく

こうした工夫によって、無理のない予算でも満足度の高い住まいを実現できます。

実際に、建築条件付きの分譲地よりも、既存宅地を購入して建替える方が

コストパフォーマンスが高く、自由度のある家づくりができるケースが多いのです。


■ 奥様へのメッセージ

家計の将来を支えるのは、多くの場合、奥様の計画性と安心感です。

「もし夫が転勤になったら」「教育費が重なったら」――

その不安を減らすには、“返済可能額”の考え方をベースに、

最初から「家計に余裕を残す設計」をしておくことが一番の安心材料になります。

ローンを軽くすることは、「未来の自由」を増やすこと。

心にゆとりがあると、家族の関係も豊かになります。

“返すための家”ではなく、“笑顔で暮らす家”を建てるために、

どうかこの違いを大切にしていただきたいと思います。


■ まとめ

  • 「借入可能額」は銀行が計算する上限の数字。

  • 「返済可能額」は家族が安心して暮らせる現実の数字。

  • 無理のない返済計画こそ、幸せな暮らしの土台。

  • 返済に追われない家計設計が、奥様の安心と家族の笑顔を守ります。

  • 借入を減らしても、設計の工夫で理想の家は叶えられます。


次回の【ご質問にお答えのコーナー】でも、

皆さまのお悩みを解決するためのたくさんのヒントをご紹介していきます。

ぜひ、皆さまのご質問をお寄せください!

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