建築設計事務所のランドマークに、ご期待を受けて
奈良県で、良質の住宅を、お手頃価格で、多くの方に建築するランドマークです。
このところ、困難な建築許可について、相談が増えつつあります。
一級建築設計事務所のランドマーク建築事務所ですから。
それぞれの案件ですが、
上手く許可になると良いのですが、できない場合は、お客様にご迷惑をおかけ
しますし、弊社の評価を下げます。
建築士として、困難な相談をお受けするのは、とてもリスクがあります。
許可になっても、多額の報酬をいただくわけではありません。
失敗すると、存続が危ぶまれる事態も考えられます。
今までも、設計事務所の存続の危機のある、難しい許可業務が多々ありましたが、
常に思うのは、微力ながら、建築士の長年の経験と知識で、喜んでいただける
そのような貢献ができるなら、挑戦したいと。
闘志がふつふつ沸いてきます。
建築職人の性のようですね。
結果的に、今まで、会社勤めと、設計事務所開設後で、4000件の案件を処理
しましたが、解決できなかったのは、1件だけです。・・・99.975%の勝率ですね。
この失敗例は、犯罪に近い行為で騙されて取得された土地でした。
今回は、奈良県の3か所で、難しい許可業務等をお引き受けしましたので、
各役所などに協議に入ります。
●奈良県中和土木事務所
奈良県産木材が意図的に使用されています。
ガラスの屋根、壁などの無機質な素材との対比が美しい作品です。
庁舎内の案内板まで、木製。
ここでは、分譲住宅用地の 「開発判定」 の協議です。
比較的、難しくない手続きですが、資料に説明の整合性のミスが無いか、
慎重の上にも慎重に協議に入ります。
●奈良県吉野土木事務所
この吉野河畔にある県土木事務所です。
この、吉野川の眺めが好きで、いつもここでは、心が癒されます。
ここの問題は、とても難しく、体操でいうG難度ぐらいです。
都市計画法、建築基準法、道路法、奈良県自然公園条例など、各種法令の
整理や、深い洞察力が必要です。
このような、道路台帳附図との関係なども、精査をします。
●奈良県郡山土木事務所
ここは、廃校になった片桐高校の活用でできた県総合庁舎です。
ここでは、「建築基準法第43条ただし書き空地」の許可や、
「建築行為事前相談」手続きで、昔の分譲地開発の問題などを整理することを
協議です。
このたび、この3つの県事務所を駆け回りますが、
難しい問題を解決する喜び、
なによりも、お客様に貢献できる喜びが、難しい建築許可を、お受けする動機と
なります。
その困難な手続きの、武器はたったのこれだけです。
危ない武器とかは必要ありません。
法例集を読み、さらにその行間を読むと、そこに解がある場合があります。
また、お客様にも、協力をいただいています。
まず、法例の問題点をご説明し、 「プロに任せてるのに」 とはならないように。
ご一緒に頑張り、ご一緒に解決の美酒をいただきたいです。