土地探しからの家づくり。ランドマークが提案します。
奈良県で、家づくりをするランドマークです。
このたび、S様の倉庫の建築のため、土地探しからしています。
ご希望エリアは、なかなか絞り切れない中、
親交のある老舗の不動産業者さんの元付の、不動産情報があり、
まず、その資料を取り寄せしました。
このように、土地の地図や、面積、金額、用途地域、下水・上水など、
まず必要な項目は網羅された情報が届きます。
そこで、必ずしますのは、現地に行き、その状況をつぶさに確認することで、
様々な角度からの写真を撮り、現況を踏査します。
この敷地は、前面道路に側溝があるので、その橋の架け直しをすることにして、
その費用の計上や、道路法24条施工承認申請が必要になります。
次に、登記簿を取り、公図、地積測量図もとりますが、
この物件は、地積測量図があるものの、「残地」扱いで、実測面積や形状が
判らず、建物の企画ができませんので、
市役所の資産税課で「地番図」をとりました。
後日、ご説明しますが、登記の公図や、地積測量図で敷地の実測図の
状況がわからない場合があり、
その場合は、市役所の「地番図」を取ります。
市役所は、おそらく航空写真をもとに地番図を作成してますので、
ほぼ実測の参考になります。(若干の誤差は覚悟で)
その図をスキャンして、TIFFファイルから、このCADのデジタルデータに
変換します。
この、ラスターデータである、紙ベースの図をCADのベクターデータに変換できる
のは、弊社のCADの特徴で、高価ではありますが、
敷地図や、開発造成工事の企画に威力を発揮します。
この結果、登記面積は、566㎡ですが、実測はおそらく591㎡である誤差が
判明しました。
ただ、あまりに希望からは大きすぎでしたので、2分轄して売っていただくように、
分轄の計画図を作成し、
その図に、建物の配置計画を入れてみました。
売り主に、敷地分轄の交渉をして、いただくように打診していただきました。
希望の規模と金額の土地を購入することにできるのは、設計事務所ならではに
なります。
結果ですが、この直後、この敷地を分轄せずに、全体を購入したいという、
「不動産購入申込書」を差し入れた第三者があり、
購入できませんでした。
このことから判ることは、
希望の土地を得る為に、建築士の事務所は有効ですが、
希望の土地が見つかった場合は、
できる限り早く企画をして、ご判断いただき、
「不動産購入申込書」を出す必要があることです。
弊社の分譲地の場合は、売り主として、「売り止め」は可能ですが、
他社の物件は、競争になります。
このたびは、購入できませんでしたので、継続して、土地探しをすることになります。
このように、土地探しも、不動産会社にお任せ、紹介ではありません。
しっかり、ご提案させていただき、ご一緒の土地探しになります。