家の構造は固いほどダメージを受ける・・・巨大地震への備え!!
奈良県で上質でお得な注文住宅を建てるランドマークです。
家の構造は耐震等級が高いほど良いという誤ったことが喧伝されています。
自動車はどうでしょうか。
人の乗る車室は剛性が強く人体を守りますが、前面はクラッシュして衝撃を弱めて、
乗員を守ります。
このように、柔かいところで、衝撃を吸収して、加速度を弱める必要があるのです。
すべてが固いと、加速度が高く、人に強いダメージを受けます。
この為に、乗用車は正面衝突をしても、人体へのダメージが極端に少なくなりました。
鉄道車両も同じです。
<画像:Kano鉄道局より転載>
<画像:Neko Trannsport Museumより転載>
最近のJR東日本の電車の乗務員室が異様に広いのにお気づきでしょうか。
乗務員室の奥行が2.37mもあります。
<画像:ウィキぺディアより転載>
<画像:東洋経済オンラインより転載>
以前の電車は、乗務員室の奥行がたった1.17mしかありません。
なんと、半分しかありません。
潰れた際のサバイバルゾーンがありません。
これは、千葉県の踏切事故を教訓に、JR東日本が乗務員を保護する為に、
乗務員室小窓部分がクラッシュして無くなっても、運転士のサバイバルゾーンを
残すようにしたためです。
東京に行く機会の多い方は、ラッシュで乗客がぎゅうぎゅうなのに、
なぜ乗務員が広いのかと異様なことにお気づきと思います。
このクラッシュエリアを広くして、あえて弱く作ってあります。
そうです、構造体すべてを強くするとかえってダメージを受けて、人を守れません。
住宅も同様に、家全体の耐震等級を上げると、
大地震時に家族に大きな被害が及びます。
耐震等級が高い家の方が倒れやすいことは、以前にお伝えしました。
ただ、固いのが良いという高い耐震等級の思い込みは、
近々、確実に来る東南海巨大地震への正しい備えではありません。
クラッシャブルゾーンとサバイバルゾーンを分ける考え方が、
家にも電車にも必要になります。
強い部分と弱い部分を組み合わす必要があります。
ランドマークの家は、いわばクラッシャブルゾーンとなる制震工法の金物を基礎に
設けています。
このため、大地震でも、家全体の揺れは少なく、家族が安全なのです。