中古住宅を購入のリフォーム工事、鉄骨か木造か・・・・
奈良県で、新築住宅やリフォームの家造りをするランドマークです。
時々、相談をお受けすることは、リフォーム工事。
リフォームの工事の可否は、木部の乾燥状態が一つの判断ポイントと
考えています。
木材は、人とは何万年も前からも共存していたもので、親和性が高く、
奈良県で育った木で、奈良県の地に木造住宅を造るのが最良です。
とても、心地良いものです。
しかし、築年数の長い木造古家を購入してリフォームの計画ですと、考えものです。
今の新築住宅は、お風呂は、ユニットバスで、完全に湿気が通らない
構造ですから、木材が痛むことは、まずないのですが、
築20年以上前の木造住宅の場合は、ユニットバスでなかったりします。
今は、基礎パッキン工法で、家の床下の外周すべてに2cmの通風空間を
設ける工法が多いのですが、それ以前の家の床下の通風は不十分でした。
(黒いパッキングは2cmの厚みで、どの部分も空気が通る穴があります)
材木は湿気が大敵です。
ランドマークの新築住宅は、通気を十分にしていて、湿気が無い家になり、
木の耐久性は人の尺度では、ほぼ永久になります。
そのため、新築住宅は、構造的にも、肌にも、木造が最適ですが、
古家購入でリフォームの場合は、鉄骨プレハブ住宅をお薦めしています。
私自身、元鉄骨プレハブ会社で、長年、家造りをしてきましたが、
鉄骨の弱点は錆です。
プレハブ会社では、
●柱・梁は、粉体焼き付け塗装で防錆
●土台は溶融亜鉛メッキで防錆
などが採用され、築30年以上でも、錆はまず見られません。構造は安心です。
・・・しかし、鉄骨が人体に馴染むか、鉄骨造が住宅に良いかは別ですが、
構造体はそのまま利用できます。
現在も、古家購入で、家造りをされるお客様がいらっしゃいますが、
その場合は、鉄骨プレハブ住宅(中古)をご紹介しています。
ところで、リフォームは、キッチンやお風呂など水回りを一式取替えとなりますと、
決して安くありませんので、金額や仕様など、総合的なご判断が必要になり、
必ずしも古家購入のリフォームが良いとは言いきれません。
旧家が好みの方は、別な価値判断になります。
明日香村のF様宅です。